題名からめちゃめちゃ長い&意味不明なカタカナが続きましたが、テレ東のグルメ番組?を紹介します。
私事ですが4月から続いている緊急事態宣言が延期されたため、最近は全く外に出ていません。
買い物はネットショッピング、ご飯はUberEats
そんな暇で暇でしょうがない中、ハマっているのが題名にもあるハイパーハードボイルドグルメレポート
amazon prime videoで見つけたのですが、元々はテレ東の番組みたいです
見ていて思うのが、THE テレ東・・・
このテレビ局って本当に他局と同じテレビ業界にいるのってくらい変わった番組が多いです
番組の主旨は食う事すなわち生きる事。食の現場に全てが凝縮されている。ヤバい人たちのヤバい食を通してヤバい世界をリアルに見る番組
テレ東の番組って、男ウケする番組作ってるのかなってくらいハマることがあります
ドキュメンタリータッチでちょっとふざけた番組構成にしながらも実は世論に訴えかけるような問題提起をしていることが多いと思います
ハイパーハードボイルドグルメレポートもその一つ。
エピソードがいくつかありますがその中から一つ紹介します
Ep:人食い少年兵inリベリア
題名からインパクトあり過ぎでしょ・・
番組の司会進行務める小藪さんの顔、ドン引きだし・・・
カズ自身、若い時にアジアの国を周っていたので不衛生な街並みなど見慣れているのだが、アフリカはアジアにない独特な雰囲気がある。
今回の舞台であるリベリアは2003年まで内戦があった国なので政治的にも安定はしていないし、銃が出回っているからだろうか生死が隣り合わせのような雰囲気がある。
題名の『人食い』だが、当時リベリアでは内戦で少年兵がたくさん戦った。彼らは日々起こる非現実的な日常から目を背けるためにコカインなどの薬物を使用し、戦っていたそうだ・・・
そういった狂気の中で人を食べることもあった、、、、ということらしい。
何の罪もない子供たちが、その場所に生まれたという理由だけで銃を持ち、殺しあう・・・
日本に生まれ、育った我々はこれが今も世界のどこかで起きている現実だということを知らない・・
いや、知ってはいるものの自分には無関係だから目を向けることもないのか
世界のどこかでは、餓死で死んでいる人たちが多くいるのに、我々日本人含め、先進国諸国の人間はちょっとまずい、お腹がいっぱいだ、という理由でご飯を捨てている
この番組をただ外野から笑ってみるのであれば、その時間は無意味以外の何物でもない。
この番組が提起している問題は本当に多い
元少女兵・現役娼婦に密着
冒頭、少年兵に密着というような内容だったが、実際に密着取材したのは元少女兵。
住んでいるのは墓地だ。
その墓地には1000人弱の元少年兵が暮らしている
墓地といっても日本のような感じではなく上の写真のような場所。
コンクリートで囲われた1畳ほどの空間に雑草やゴミ、もちろん人骨も普通にあるがここで寝ているよう
ここで生活している人の仕事は、スリ・娼婦がほとんど
なにを隠すこともなく、スリをやってそのお金でご飯を食べている、と言う
そしてみんな口にするのが『生きるためだから・・』
軽いようでとても深い言葉だ・・
ちなみに密着した少女は、家にロケットが撃ち込まれ両親を亡くし
殺した相手に復讐するために兵士になったそう
日本で生まれた我々は生まれた瞬間に勝ち組だと思う
もし事業に失敗しても、職を失っても国が最低限の生活を保障してくれる
そもそも日本で餓死などの言葉を聞くことはほとんどない
少女の仕事に密着
密着した少女の仕事は娼婦
夜になると娼婦が集まる通りで客引きをしセックスをする
1回30分ほどのサービス(本番あり)で200円
200円で何ができるのかというと
上のご飯代でほぼ消える・・・
日本であれば一般的な外食は1食1000円ほど?
ということは1回のセックスで1000円しかもらえないということになる
少ない。。。性的搾取がすごい
日本であれば性風俗で働く女性は搾取されていない、とははっきり言えないがそれでも月収はサラリーマンの数倍はあるだろう
経済の構造の問題もあると思うが日本は性風俗を個人で行うことはなくひとつの産業として成り立たせている。そのため働く側が圧倒的に不利になることはほぼない
でもリベリアでは完全に娼婦が下にいる構造になっている。個人単位で稼ぐため他と協力して戦える雰囲気がない。
性風俗業界で働く人間の端くれとしてこの状況がかなり悲惨であることはよくわかる
印象的な終わり方
番組最後のシーンがこれ↓
いや、
重いでしょ・・というか後味悪すぎ
ちなみにハイパーハードボイルドグルメレポートは今回紹介したエピソード以外も衝撃の連続
個人的にはネパールの火葬場のエピソードが昔行ったインドと重なって印象に残ってます
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